太宰府市・大野城市・筑紫野市で自力で通えない人のための訪問マッサージ

正論と正解

    
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正論と正解

こんにちは。福岡県太宰府市を中心に筑紫野市・大野城市・春日市で訪問鍼灸マッサージをしている、たがみ訪問鍼灸マッサージの田上です。

今回は、普段、訪問マッサージを受けてらっしゃる患者様とのやりとりのお話をさせて頂きます。

「オーストラリアの・・・」

「あの・・・」

「どこやったかな?・・・」

「キレイで、住みたい国の首都で言われてたとこ」

「あそこに行った時の写真があるとよ」

「あっ!パースだ!パース!」

「あそこの棚にアルバムがあるけん見らんね」

いつも通り、訪問でマッサージ施術に伺って、施術を終えたタイミングで患者さんに言われました。

だいたいこう言われると、それは

「見ていけ」

ということである。笑

この患者さんは、腰痛をお持ちで、糖尿病を患い、片足を切断されて車椅子生活をされている患者さん。

お年は97歳。

地域では有名な会社の会長さん。

何人もの社員を雇っていらっしゃった方。

今も会社はあり、繁盛を続けていますが、後継者に任せられています。

そんな患者さんが施術終わりに冒頭のことを言われました。

そのアルバムの数は4冊。

厚めの4冊。

全部を一緒に見終わるには結構時間かかります。

幸い、その日の仕事の最後の患者さんでしたので時間はありました。

そして、一緒に見ることになりました。

写真にコメントしつつ、見進めること30分。

その患者さんは嬉しそうに、満足したお顔をしていました。

おそらく、1人暮らしで寂しかったんではないかな?と思います。

少しでも多く話したかった。

少しでも、人と話す時間が欲しかった。

ご本人には言われていませんが、おそらくそうだろうなと思っています。

施術時間をオーバーして長居するのは、施術所としてはおそらくダメです。

でも、1人の人間としての行動ではありかなと思います。

時間がある時はですよ。

さすがに、次の患者さんが待ってる状態ではできませんが。

治療以外の部分でも寄り添っていけたらいいかなと思います。

少しでも支えになるのであれば。

そういう風に思わせてくれた患者さんのとやりとりでした。

本日は以上です。

それではまた。

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